黄色いバナナは輸入が禁止されています。日本国内で加工(追熟)を行ないます。
黄色いバナナは輸入が禁止されています。日本国内で加工(追熟)を行ないます。

黄色いバナナは輸入が禁止されています。
日本国内で加工(追熟)を行ないます。

黄色いバナナは輸入が禁止されています。日本国内で加工(追熟)を行ないます。

植物防疫法により、黄色く熟したバナナの輸入は禁止されています。日本の農作物に影響を及ぼす虫が寄生している可能性が高くなるからです。青いバナナには害虫が寄生しないことが判明しているので、まだ青いうちに収穫し、青いまま輸入しなければなりません。
そして、日本でムロ(室)とよばれる施設に入れて加工(追熟・色付け)させます。私たちユニフルーティー ジャパンは、東日本エリアでは東京大井に64のムロ、西日本エリアでは神戸に28ムロを自社所有しています。1ムロにつき最大1800ケースのバナナを加工できます。
5〜6日後に流通させるバナナの量を逆算して、それぞれのムロに入れていきます。まず、ムロ内の温度を上昇させます。そして、キウイやアボカドなどをりんごと一緒にビニール袋に入れておくと、りんごからエチレンガスが発生し熟成が促進されることと同じ原理で、ある段階でエチレンガスを注入します。湿度がなければ、熱(温度)が伝達せず、バナナの水分も奪ってしまうので、湿度を90%に保ちます。1本のバナナの果肉部分をセンサーで温度測定していますが、ムロ内に設定した温度を、その果肉センサーの温度が上回った状態になった時、バナナは眠りから覚め自ら呼吸を開始し熟成をはじめたことを意味します。そこからCO2濃度を調整していきます。
私たちのムロは、差圧式と呼ばれる最新式のものです。以前は、言ってみれば冷蔵庫の中にダンボールを並べて置いておくだけで、これではそれぞれのダンボールの位置によっても、またダンボール内の外側にあるバナナと真ん中にあるバナナとでも追熟の進行が変わってしまいました。差圧式により、風が強く循環します。バナナのダンボールは、上底部ともに蓋を閉めても中央部が開いています。これは、風を内部まで吹き込ませることと、加工状態を確認しやすくするため。ダンボールを持つときに使う側面部の穴も、実はバナナにとっては風を送り込むための重要な役目をしているのです。Lowlandで収穫されたバナナは約5日間、MidlandやHighlandで収穫されたバナナは約6日間を加工に費やしています。バナナが持つポテンシャルは栽培時に、最終的な味は加工で決まります。「それぞれのバナナによって調整は変わります。私たちの仕事は、それぞれのバナナが持つポテンシャルを100%引き出してあげることです。どういう調整をするとどういう味になるか、を予測しながらすすめていきます。自分たちが加工したバナナかどうか、食べ比べて、だいたいわかりますよ。」
料理の技術に近い、という人もいます。バナナを扱えれば、他の果物は簡単、とも言われています。
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